「お手」を教える基本の方法って?

ワンちゃんとの生活をする上で欠かせないのが、

「できることを増やす」ことです。

映画やドラマで見たあの芸を教えたい!やらせたい!だなんて夢見て犬を飼い始めた方も多いのではないでしょうか。

そこでまず大事なことは「犬は宇宙人だと思う」ことです。

犬は人間と同じく感情があり、性格があり、気分に波もあり、体調ですらあります。ここを見られている方には「そんなことわかりきってるよ」という優秀な飼い主さんが多いかと思います。

ただ残念なことにしつけとなると忘れてしまいがちな方が多いのです。

なかなか覚えない愛犬にイラっとしてしまっただなんて身に覚えがあったりしませんでしょうか?

そんな時に必ず思い出して欲しいのが「この子は宇宙人と同じ」ということです。
つまり人間語で話しかけてもなかなか伝わらないのです。
もちろん、暮らしが長いと犬も言葉を覚えてきて意思疎通できるようになるでしょう。(諸説ありますが250語程覚えるそうです)

ただし、”初めてやること””初めて見ること”等に対していきなり新しい言葉で話しかけてもなかなか理解はできません。

ここで自分が言葉を知らない外国に行っている状況を想像してみながら教えて見ましょう!

簡単な「お手」の教え方

ほとんどの方が通る道である「お手」を教える方法についてです。

最初からお手ができる犬なんてもちろんいません。
なので、コツコツ教えていきましょう。

  1. ”前足を飼い主の手に乗せる”動作を教える
  2. 乗せながら「お手」と言い、「お手」と言われたら手を乗せるのだと言葉と行動を紐づけてあげる

この二つをシンプルに繰り返していくだけです。

まず”前足を飼い主の手に乗せる”動作を教えるには、
犬と握手をしてみましょう。

きっとなぜ前足を触ってくるのか、と犬もキョトンとするでしょう。

握手をしてすぐにおやつをあげる。
これを何度か繰り返すことによって「この人の手を触ると良いことが起きる」と紐づけてあげます。

握手に対して抵抗がなくなってきたら、
次は「お手」と声をかけながら握手をしてまたおやつをあげます。

これを繰り返せば早くて当日、遅くても3~7日もあればすぐに覚えるでしょう!

大事なのは1日長時間やらないことです。
犬にも集中力があり、集中力が切れてしまっても
トレーニングをされては逆効果になってしまいます。

無理やり勉強しなさい!と言われ続けて、
机に向かわされ手にペンを握らせられたら勉強が大嫌いになってしまいませんか?
それと同じ感覚です。

あくまでもトレーニングは「楽しく」「遊びの延長」でやることを心がけましょう!

ここまで述べておいて実は筆者は「お手」という芸は必要ないと思っていたりします。
「お手」ができない犬はしつけができていないという固定概念に囚われている日本人が多いような気がします。
道端で初めて出会った方が自分の犬に「お手」と言ってくることもしょっちゅうあります。

なので「お手」とかいう芸よりも大切なのは、

「待て」
「ヒール(右or左について歩いて)」
「(呼び戻し)」

この三つだと考えています。
理由はこの三つは「犬をコントロールできるようになる」基本中の基本だからです。

「お手」を教えるのがいけないわけではないので誤解なさらぬようにお願いいたします。

まとめ

「お手」という芸自体よりも、
それを教えている間のコミュニケーションが非常に大切になってきます。

忍耐強く、決して怒ってはいけない、とにかく褒める、
そして今集中できているのか?飽きていないか?どこまで理解しているのか?観察をする。

これらを行なっていくことで犬との信頼関係が出来上がってくるからです。

犬も「この人が言いたいことはなんだろう。何を求めているのだろう」とこちらを観察するようになります。

観察しあってこそ、初めてコミュニケーションが成立します。
犬と一番楽しいのはコミュニケーションが成立した時です。

この楽しさを一人でも多くの方に味わっていただきたいなと思います。