ドッグフードの分析値、原材料のチェック!成分表はどう見るの?

ドッグフードの改善・動物医療の向上により、犬の平均寿命は年々延びてきています。ですが一方では痴呆・ガンなどの病気に悩む犬も増え、さらには高齢犬の介護への不安もあります。ですが犬も人間と同じように健康の源は日常の食事ですよね。様々な問題が出てきている今こそ、ドッグフードをもう一度見直す機会なのではないでしょうか。総合栄養食の成分表と分析値について一緒に考えてみませんか?

総合栄養食としてのドッグフード

ほんの数十年前までは犬は人間の残りご飯を食べて暮らしていましたが、元気な犬はたくさんいましたよね。その頃ドッグフードはまだまだ高級な食べ物でした。ですが今は飼い犬のほとんどがドッグフードを総合栄養食として食べています。犬が必要とする栄養素をすべて含む「ドッグフード」。このフードを食べているのにもかかわらず、どうしてl様々な問題を抱える犬が増えいているのでしょうか?

「同一のフードを長年食べ続ける危険性」を指摘する専門家がいます。つまり一度フードの種類を決めてしまうと、切り替えには手間がかかり、愛犬が喜んで食べ体の調子も良ければ、一定期間同じフードを与えてしまいます。

ですが同じフードを食べるという事は、同じ添加物を毎日口に入れ続ける事になります。例えば私たちが朝昼晩と同じ加工物(ハム・ウインナーなど)を食べ続ける事と同様なのです。どれだけハム好きの人でもほとんどあり得ませんよね。同一のタンパク源が「涙やけ・アレルギー」を起こす原因になっていると指摘する専門家もいます。とても便利な総合栄養食ですが、このような危険もはらんでいるのですね。

ではどのようにすれば良いのでしょうか?

まずは成分表で「原材料」をチェック

フードに多く含まれる原材料の順に記載されているのは以前ご紹介しましたが、今回はその中心となるタンパク源にスポットを当てて考えてみます。総合栄養食としての食事を、犬の祖先であるオオカミの食事に近づけようとのコンセプトで、肉を中心にしたフードが多く出回っています。主にチキン・ビーフ・ベニソン(鹿)・ラム・エルク(大鹿)・フッシュなどが主流になっています。また良質のタンパク源をできる限り新鮮な状態で保存するため、生肉をそのまま乾燥させた商品まであります。動物の体をつくり、活動の源となるエネルギーを生み出すためにも、良質のタンパク源は不可欠ですよね。
また質の良いドッグフードでは、二番目に多く記載されているのがヒヨコ豆・サツマイモ・ジャガイモなどです。これらは腹持ちを良くし整腸効果がある良質の植物性タンパク源です。

また穀物としては大麦を含むプレミアムフードが多くあります。同じ穀物でも小麦とは成分が大きく違い、大麦はグルテンフリーと言われる穀物で、アレルギーが出にくいとされています。さらには食物繊維を多く含むので犬には最適な穀物だと言われています。最近グレインフリーという言葉をよく耳にしますが、これは穀物を全く含まないドッグフードです。同じグレインでも大麦のように犬の体に優しく整腸作用のある穀物もあります。もしあなたの愛犬が大麦を受け付けるようでしたら、便秘を解消するには大麦は効果的ですよ。

また総合栄養食とは犬の体に必要な栄養素をすべて含む食事だとも言えます。ですので必ずしも「添加物=体に悪いもの」だとは言えません。ビタミン・ミネラルなどどうしても添加しなければならない栄養素もあります。ですが、もし質の良い肉類を使用したフードであれば、本来はその肉類の中にほとんどの栄養素が含まれているはずですよね。ですからあまりに添加物が多いのは主原料に良質の肉が使用されてないとも考えられます。ドッグオーナーとしてしっかり見極めたいですよね。

次に「成分分析値」でフードの特徴をチェック

分析値の中で最も注意したいのが「粗タンパク質」の数値です。粗タンパク質とは純粋なタンパク質・アミノ酸・アミン・アンモニア等を合わせて測定した量です。ドッグフードで最も重要な値ですが、動物性・植物性どちらのタンパク質もこの数値の中に入ります。犬は人間より多くのアミノ酸を必要としますので、良質な肉のタンパク質は欠かせないポイント。
原材料の表記に肉が記載され(最初から3番位まで)粗タンパク質の数値が30%以上であれば、まずは犬に必要なタンパク質は満たしていると言えます。

次に気をつけたいのが「脂質」です。愛犬の飼育環境を考慮し、ダイエット中・高齢犬は低めの数値が良いでしょう。ですが15%ほどの数値があっても、良質の高タンパクフードであれば、うまく消化吸収そして排出されますので、あまり気にしなくても良いと思います。

またカロリーをとても気にするオーナーがありますが、これは1日のフード給与量により大きく異なります。一般的に高いカロリーのフードは一日の給与量が少なく設定されています。ですので数値だけで判断するのではなく、タンパク質・脂肪・給与量で総合的に判断されるのがベストだと思います。

まとめ

パートナーの健康維持は私たちドッグオーナーの務めです。ぜひ分析値・成分表に目をとめてあなたのパートナーに最適のフードを選んであげてくださいね。